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琵琶

琵琶といえば

琵琶法師が浮かんできます

「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり…」

盲目の琵琶法師が平家物語を弾き語る

実は、お釈迦さまが盲目の弟子を憐れんで、楽器に合わせて経を唱えることを教えた

これがお経とともに、中国、日本へと伝わったとされ

その楽器についても、インドの古代楽器ヴィーナーであるともいわれる

「ヴィーナーの喩え」という話を紹介します

あるところにお金持ちの箱入り息子シュローナがいました。彼はヴィーナーの名手です。親から大変可愛がられて、いや甘やかされて育ちました。

唯一の取り柄であるヴィーナーも座ったままでできる楽器なので親から薦められたのです。移動するのは必ず誰かが運んでくれます。その過剰ぶりは彼の足の裏に毛を生やさせるほどだったそうです。

そんな彼は一大決心をして出家して厳しい修行に挑むことにしました。修行には、ジッと座って瞑想にふけるものもあれば、お経を唱えながら歩き回るものまであります。

しかし、彼の足は自分の力で歩いたことはありませんから、なんと足の裏の皮はむけてしまい床が血だらけになってしまいました。他の人は、平気な顔をしているのにどうして自分だけはこんなに辛いのだろう。絶えきれなくなった彼は、お釈迦様に相談して修行を止めたいと願い出ました。

お釈迦様は言いました。「君は出家する前は、ヴィーナーの名手だったそうだな。1つ質問するが、楽器の弦は強く張りすぎているとき良い音は鳴るだろうか、またゆるゆるの弦のとき良い音は鳴るだろうか。」「いいえ、鳴りません。」「シュローナよ、まさにそれと同じ事なのだ。精進が少なすぎれば懈怠を招くが、度を超した精進はかえって誤りなのである」。

これが、仏教の「中道」の教えです。

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