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慈悲

「なんて慈悲深いお方や」

【いつくしむ心】

仏教といえば、慈悲の教えである

慈とはサンスクリット語のマイトリー、ミトラ(友)から作られた

すべての人に及ぼす最高の友情が「慈」である

悲とはサンスクリット語のカルナー

苦しみ悩むものへの同苦の思いやりが「悲」である

ここで面白い研究結果を発表しよう

ある男が大学4年生の就活シーズンで自己分析をした結果である

そこにはこう書かれていました

「相手の気持ちや感情を正しく受取り、期待や要望に答えるのが苦手」

その後、その男は縁あって仏道修行に励むことになる

そして、10年が経ったとき

ふと、もう一度自己分析をしてみようとおもった結果がある

この結果から分かることがいくつかある

・努力志向がややマイペースになった(頑張りすぎない、あきらめ、中道的なスタンス)

・内向的な性格が開放的になった、でもまだ標準(人と接すること、自分を開くことが大事)

・大きく変わったのは、共感性が高まったこと(人に思いやりを持つ)

つまり、仏道修行を続けることで人は思いやりを持った人間になることができるということである

そして、この男こそ私である

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